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モバP「新年あけましておめでとう」

モバマスSS、メインは杏です。 お話があるわけではなく、 プロデューサーと杏の新年の過ごし方って、こんな感じかなって 妄想を文に起こしたものです。拙作ですが、お楽しみいただければと思います。

杏「んあ……?」 モバP「お、ようやく起きたか」 杏「プロデューサー? ……あれ、ここは?」 モバP「女子寮。おまえの部屋」 杏「えーっと……不法侵入?」 モバP「ちげぇよ。覚えてないのか?」 杏「んー、仕事終えてからきらりに乗って帰ってきた……ところで記憶が途切れてる」 モバP「その後きらりにここまで運んでもらったんだよ」 杏「あれ、じゃあきらりは?」 モバP「実家に帰るって言って出てったよ」 杏「そっか。……まあ、今度会った時にお礼でも言っておくよ」 モバP「そうしろそうしろ。そしたら新年初ハグもらえるぞ」 杏「生命の危機を感じるんだけど、プロデューサー変わらない?」 モバP「譲渡不可能だ。残念ながらな」

杏「プロデューサーはどうして杏の部屋にいるのさ」 モバP「おまえな……今この寮にはおまえ一人なんだぞ」 杏「あれ、そうなの?」 モバP「みんなそれぞれ実家に戻ったりな」 杏「あー……杏は面倒だったから」 モバP「誰もいない寮に一人残しておけるわけないだろ」 杏「別に平気なんだけどな―。こうしてだらけるだけだし」 モバP「それでも、大晦日までしっかり仕事してくれたからな。労らないと俺の気が済まない」 杏「プロデューサーが仕事押し付けたようなものなのに?」 モバP「だからというのもあるだろうな」

杏「……お腹空いた」 モバP「そういや俺も年末から何も食べてないな」 杏「そういえば今何時なのさ」 モバP「午前十時。何か食べるには中途半端な時間だけど……」 杏「お腹空いてたら食べたくなるでしょ」 モバP「まあな。どれ、何が食べたい?」 杏「奢ってくれるの? さっすがプロデューサー」 モバP「言われなくてもそうするつもりだったが、言われてしまうと反攻心がこう、ふつふつとな」 杏「きゃープロデューサーってば太っ腹―。すてきーちょうすてきーほれるー」 モバP「印税全部スタドリに変えてやろうか」 杏「申し訳ございませんでした」

モバP「とりあえずベビーカステラ買ってきた」 杏「定番だよね」 モバP「昔はたこ焼きとかたい焼きだったよなぁ」 杏「そうなの?」 モバP「こういったものが流行りだしたのはそれでも杏たち世代だとは思うがな」 杏「ジェネレーションギャップでも感じちゃう?」 モバP「さすがにな」 杏「で、どうして杏に持たせるのさ」 モバP「俺はちょこっと摘ませてもらうだけで十分だしな」 杏「杏もそこまで量はいらないんだけど」 モバP「余ったら夜にでも食べればいい」 杏「アイドルの食生活も注視してるプロデューサーとしての発言とは思えないよ」

モバP「お、そろそろか。杏、小銭用意しとけよ」 杏「財布持ってきてない」 モバP「………」 杏「べ、別にいいだろー。急いで用意したんだし、忘れ物の一つや二つあっても仕方ないじゃん」 モバP「ほれ、五円玉」 杏「……ありがと」 モバP「お、順番が来たぞ」 杏「え、もう?」 モバP「早く入れないと後ろから押されるな。……っと」 杏「………(届かない。というか見えないんだけど)」 モバP「……よし、こっちは終わったけど」 杏「……手伝って、プロデューサー」

杏「ねえ、プロデューサー」 モバP「なんだ?」 杏「確かに手伝ってと杏は言ったけどさ、これはないんじゃない?」 モバP「そうか?」 杏「いや、だって肩車って……」 モバP「きらりにもやってもらったろ。同じだ同じ」 杏「はぁ……もういいや。参拝するから、少し待っててよ」 モバP「おう。終わったら教えてくれ」

杏「プロデューサーはどうなのさ。そっちが教えてくれたら教えてあげるよ」 モバP「……本当か?」 杏「こんなことで嘘ついてどうするのさ。それに聞かれてまずいものをお願いしたわけでもないからね」 モバP「んー、俺も教えてもいいんだが……」 杏「なに、杏には言えないの?」 モバP「そういうわけじゃなくて、ただ単に恥ずかしいんだよなぁ」 杏「聞いてきた本人がそれを言うの?」

モバP「ま、そんな思いもあったんで、今日はおまえと過ごせてよかったよ」 杏「……バカだなぁ、プロデューサーは」 モバP「おう、いきなり言われようのない罵倒が」 杏「別に杏は平気だよ。プロデューサーが頑張ってるの、知ってるもん」 モバP「そっか」 杏「逆に頑張り過ぎで体調崩さないか心配してるくらいだし」 モバP「……そうだったのか」 杏「……今のは忘れて」 モバP「……わかりましたよ、かわいいお姫様」 杏「か、からかうなーっ!」